第10期 第4回講義


日時:2018年07月21日(土) 13:30~17:00

場所:大阪大学中之島センター 講義室405

講義題目:弁理士という選択

講演者:植木久彦(アスフィ国際特許事務局所長)

 

 7月の講義では、弁理士として第一線で活躍されている植木久彦先生にご講演いただきました。

 植木先生は、松下電器産業(株)(現パナソニック株式会社)に11年勤務後、アスフィ国際特許事務局所長に就任されました。企業での勤務と事務所での勤務の両方を経験され、現在弁理士として働いらっしゃる植木さんの選択や経験が、これから様々な選択をしながら歩んでいこうとしている塾生にとって参考となり、また、自らの進路を考え直す機会になると考え、講師としてお呼びしました。

 前半は、植木さんがこれまで歩んできた経歴を、各時々で考えたことや出来事を交えながらお話いただきました。企業に就職されてから、弁理士免許取得までの心境の変化は、これから社会人としてキャリアを積んでいく塾生にとっては、想像しがたい将来の在り方を少し明確にしてくれたと感じています。また、実際の特許を例に用いながら、実際の弁理士の仕事とはいかなるものであるのか、どういう苦労やどこにやりがいがあるのかを語っていただきました。

 後半は、「選択と選択基準」というテーマのもと、参加者の過去の選択と、その時何を考え、どのように選んだのかを話していただきました。それぞれの話に対して、植木先生や賛助会員、塾長からコメントやアドバイスをいただき、塾生が今後向き合うことになるであろう選択の参考としてもらいました。