第11期第5回講義


第5回講義は大阪大学生命機能研究科教授の甲斐先生にお越しいただき、海外から見た日本のサイエンスのあり方について講演いただきました。

 

前半の講義では、甲斐先生自身の海外へ出た経験を併せて、海外の研究室に入るためには何が必要か、どう行動したら良いかをお話いただきました。海外の研究室に入る時に必要になることや、シンガポールの大学や研究の変化など普段聞けない具体的なお話を聞くことが出来ました。その他にも、阪大にいる留学生と日本人学生の違いや、日本と海外の研究者キャリアの違い、国ごとの研究者のキャリアの現状など、非常に具体的なお話をしていただけました。講義の最後には、女性研究者であること、育児をしながら研究をすることで感じたことなど率直な思いなどを伝えていただきました。

 

後半は、円卓形式で塾生と意見交換を行いました。甲斐先生の博士号取得後の生活や、研究業界における女性のあり方、甲斐先生の研究に対する思いなどを、ご経験を語って頂きながら答えていただきました。

甲斐先生の講義を通じて、海外へのアプローチ方法、女性研究者としての生活などを具体的にイメージすることができました。貴重な講演をして下さった甲斐先生に感謝申し上げます。

 

 

文・須藤